2011年8月11日木曜日

米の価格はJAの動向しだいなのだが、来年の6月末の在庫予想は197万トンが見込まれ、「やや過剰」だそうだ。

今から20年前、平成米騒動のあった頃の米の作付面積1,900,000ha、現在は8割程度の1,540,000haで、日本人の米離れを表している。

22年度産の米は23年度産への不信感から311前は不人気だったのが311以後、大人気で品薄から高価格となる。ただし、311がなければ、不人気のまま低価格だっただろう。

22年度の米の収量8,234,000t、23年度予想8,199,000t前年よりも45,000t少ないぐらいと予測されている。

 23/24年(平成23年7月から24年6月)における主食用米等の供給量は、23年6月末の在庫182万トンと、上記の予想収穫量を加えて1,002万トンが見込まれます。農水省が基本指針で策定した需要量見通し805万トンを差し引くと、24年6月末の在庫は197万トンが見込まれ、「やや過剰」が予想されます。
http://www.japan-rice.com/yosou2011.html
県別の予想収穫量とかも載ってました↑

日本人の腹が大きくなるわけも無く、パン食が米食に戻るわけも無い。
不信感と米先物による価格操作と産地偽造疑惑から、米離れが進行するだろう事は、並クラスの頭があれば誰だって予測できると思う。

結局、米の価格は最大販売者であるJAの動向しだいなのだが、「先物価格がいくらになろうと無視する。JAは22年度の価格の○割~×割でしか販売しない、産地偽造をした支部はJAから追放する」等の常識的な発言がいまだに無いので、米離れが進行するだろう。(私の妄想です)

(現実です)JAの次期会長に選任された新潟県農業協同組合中央会の万歳章会長は8月10日、都内で記者会見を開いた。価格が高騰しているコメ先物については「行政不服審査など、法的な面も含めて色々な対応を慎重に考えたい」と語り、法的措置も視野に入れて2年後の本上場を阻止したい考えを示した。(口先だけのようです)

(311前まで米は不人気で余っていた。23年の放射能が心配だったので、22年を買い溜めした人が多い。すると、23年の米は買い溜めされた分が確実に余る。
でも、価格は操作容易なので不明。高いと消費者が買わない。安いと農家が困る。
国際価格だって無視している国が多いので無視するのがお互いの為と思う。)

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