2010年11月20日土曜日

排出量4%の日本だけが省エネ設備に10年間で最低58兆円必要

環境省の中央環境審議会の小委員会は18日、温室効果ガスを2020年に25%削減する場合、家庭や企業などが省エネ設備を導入する費用として、来年からの10年間に計約58兆~96兆円の追加負担が必要との試算を公表した。

試算は、〈1〉国内の温暖化対策だけで25%削減を達成〈2〉20%は国内対策、5%は海外からの排出枠購入で達成〈3〉15%は国内対策、10%は排出枠購入で達成――の3ケースで行った。

 この結果、省エネ化が進んでいる産業部門はいずれのケースでも約3兆円の負担にとどまったが、省エネ家電製品や太陽熱温水器、高断熱住宅などの導入が必要な家庭部門は約21兆円(〈3〉のケース)~約41兆円(〈1〉のケース)の負担が必要との結果になった。

 96兆円は、〈1〉のケースで家庭、産業、運輸、オフィスなど全部門を合計した10年間の負担額。

(注釈、地球全体の排出量の4%なんだから4%程度の負担でいいはずなのにね)
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